
■2025.11.18 RadiChubu-ラジチューブ-
川上憲伸が明かす井端弘和の“間”。マウンドで見せた絶妙な気配り
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ランナーにやられた
川上さんの現役時代、一塁に出すと一番厄介だと思っていた選手は、当時阪神タイガースの赤星憲広選手だったそう。
外国人のパワーヒッターが打席に入ると、本来ならインコースをえぐりにえぐって、最後はアウトコースのカーブで打ち取りたいと考えます。ところが…
川上「赤星君がおると、キャッチャーがインコースおったら走りやすくなるし」
キャッチャーがセカンドへの送球がしにくくなります。
またカーブのサインが出て、厳しめに投げてもワンバウンド気味になると走られてしまいます。
川上「となると、やっぱそこじゃないか。アウトコース中心で、気持ち曲げとこうかなとか。速いスライダーになるでしょ。こういうのって配球を変えられてるわけなんですよ」
ちょっと甘くなって長打が出ると最悪です。
川上「打たれたって言うよりランナーにやられたわってことが何度もあるんですよ」
数字が全てではない
現在のドラゴンズには投手にプレッシャーをかけられるランナーがいるのでしょうか?
川上さんはこんな場面を想定。ツーアウトで足の速い選手が一塁。バッターは長打が期待できる細川成也選手。
川上「二塁へ盗塁されたら次、細川選手を歩かせてツーアウト、一塁、二塁。次のバッターを抑えればいいわけですから、全てで走ればいいってわけでもないんです」
カウントが悪くなれば申告敬遠をして、ランナーを一、二塁にしてフォースプレーでアウトを狙うこともあるとか。
「相手ピッチャーに嫌がられるランナーになれる選手がどこまでいるかが重要」と川上さん。
若狭「これ奥深いですね」
川上「ドラゴンズは、数字だけが全てじゃなくて、何か問題があるんじゃないかって気がするんですよね」
来年のドラゴンズ、数字が順位と結びつくことを期待しましょう。
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川上憲伸さんが挙げた、中日ドラゴンズ2025年“ベストゲーム”
川上憲伸さん、侍ジャパン・井端弘和監督の現役時代の“優しさ”を明かす
川上憲伸さんが説明です。



