中日・細川成也「いつもと違う配球でした。昨日（20日）はインコースで、今日はチェンジアップ。しつこく、しつこくという感じでしたよね」

■2025.07.22 中日スポーツ

プロ野球はやられたらやり返す“無限ループ” 中日・細川「いつもと違う配球で…」DeNAバッテリーとの読み合いの果てに


　「いつもと違う配球でした。昨日（20日）はインコースで、今日はチェンジアップ。しつこく、しつこくという感じでしたよね」

　細川も感じていた。1回は右飛、4回は空振り三振。7球中6球がチェンジアップだった。僕は伏線は横浜での前回の対戦（1日）にもあると思っている。2回にバックスクリーンを直撃した4号は、浮いたチェンジアップをとらえたものだった。打たれた球で仕留めたい。それがエースの意地。それを打ち砕くのも4番の誇り。7回の東は一転して、全5球ツーシームで攻めてきた。細川は1球も振らずフルカウント。恐らく三振を狙ったチェンジアップを、左翼フェンスまで運んだ。

　「ツーシームが続きましたけど、最後にチェンジアップがくる。そう思って待っていました。バンテリンドームと横浜ではまた違いますが、読み合いです」

　次回の対戦では、互いにこの日の配球を覚えている。残像を使って、腹を探る。無死二塁。細川を本塁にかえせなかったこの回が敗因だろう。東には通算15敗目。やられたままではこの世界で生き残れない。

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