
■2025.06.07 Number Web
中日・根尾昂が悩む姿「400~500球を2日連続で…」「これは止めないとダメだ」ドラゴンズ浅尾拓也コーチ40歳が明かす「投手転向、根尾との3年間」(佐藤春佳)#プロ野球 #中日ドラゴンズ #dragons #浅尾拓也 #根尾昂 #NumberWeb https://t.co/ysi8KbCsLY
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■2025.06.07 Number Web
中日・根尾昂が悩む姿「400~500球を2日連続で…」「これは止めないとダメだ」ドラゴンズ浅尾拓也コーチ40歳が明かす「投手転向、根尾との3年間」
「彼は本当に勉強熱心な子なんです。努力する才能というのは本当に凄いものがあると思います」
投打共にその才能は折り紙つきだ。シーズン中に投手挑戦を言い渡された22年はすぐに一軍のマウンドで打者を抑えてみせるなど、潜在能力の確かさを示した。しかし、そんな根尾も転向2年目の2023年には、大きな壁に当たった。投球フォームのバランスを崩してボールのコントロールがつかなくなってしまったのだ。二軍での初登板は5月末までずれ込み、実戦では四球を連発。その度に投球フォームを作り変えてやはり安定感を欠く、という負のスパイラルに陥った。
「投げるボールが、キャッチャーとは全然違うところに行くようなことも一時期あって……かなり行き詰まっていたんじゃないかなと思います。本人は言わないですけどね」
400~500球を2日連続「止めないと…」
悩む根尾に、浅尾コーチは問いかけたという。
「自分で考えたいのか、こちらからアドバイスした方がいいのか、どっちがいい?」
根尾の答えはこうだった。
「今は自分で考えてやってみたいです」
甲子園で春夏3度の全国制覇を果たした高校時代から、常に注目を浴びてきた。溢れる才能を何とか開花させたいという思いから、指導者や先輩、OBなど周囲からは多くの助言が寄せられ、評論家やファンなど外野の声も大きくなっていく。
「色々な人から言われて訳がわからなくなってしまうことも絶対にある。だから自分はそれを一時期やめようかなと思って見守っていました。ただ、見ていく中でこれだけはちょっと違うなと思った時は、こちらから言わなければいけない。それがどう見ても理にかなっていないやり方だったり、怪我につながる恐れがあるほど練習していたり。彼は投げたがりの選手なので、結構投げているなと思って見ていましたが……」
思わず、ストップをかけたことがある。練習中、ブルペン投球のみならずボール2箱分、400~500球ものネットピッチに熱中していた時のことだ。
「ネットに向かっての投球なので負担は少ないですけど、それをやった次の日にさらに投げるみたいなことも彼はしていたので、流石に止めないといけないと思って。
(止めたときは)本人は『そりゃそうですよね』という反応でした。とにかく投げて感覚を出すというのをやりたかったみたいです。不安で不安で、という気持ちは僕にも分かる。でも間違った方法で練習し続けると変な癖がついてしまうこともある。特に根尾に関しては、どんなことに悩んでいるのか、何を意識してやっているのかという話をしっかり聞いたうえで見守るようにしていました」
「コーチとして“作りたくない選手”」
コミュニケーションを大事にしながらも、教えすぎない。そんな根尾との関係性は今も変わらない。今シーズン、4月末に一軍に合流してきた時は久々に見たストレートの速さに驚いたという。
「今までは球速の数字通り、という感じだったんですけど、それより球が速く、強く見えるようになりましたね。それは何でなのか、と聞いたら根尾自身が遠投を増やしたと言っていた。『体を大きく使えるようになりました』って。『僕は、そうか、じゃあそれ続けようね』って、それぐらいですね。(二軍で)良かったから上がってきてたのだから、僕はそのまま継続してほしいと思っています」
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中日・高橋宏斗と浅尾拓也コーチ、練習の合間にじゃれ合う
中日・浅尾拓也コーチ、現役時代の“印象に残る試合”を問われると…
浅尾コーチが思いを語りました。