
■2025.05.14 スポーツナビ
予期していたマイナー降格
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) May 14, 2025
ナショナルズ・小笠原慎之介の現在
「アピールしてD.C.に行きたい」
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予期していたマイナー降格 ナショナルズ・小笠原慎之介の現在「アピールしてD.C.に行きたい」
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嬉しかったチームメイトからの励ましの言葉
ただ、まだ、ワシントンD.C. に家はない。昇格以前に、ケガからの復帰が見通せない。
マイナー降格を伝えられたのは、3月21日の朝だった。
「スプリングトレーニングが終わる直前、僕が最後に投げた日の次の朝ですね。いつも通りミーティングをする予定で投手コーチのところに行ったら、監督室に呼ばれて、明日からマイナーに行ってもらうと」
予期はしていた?
「もちろん感じていました。『そろそろ結果を出さないとやばいな』っていうのはありましたし、それも逆に空回りしちゃって、いつも通り自分のプレーをしておけば、もしかしたら良かったのかなと思ったんですけど」
焦りが、悪循環につながった。
「僕も切羽詰まっていて、(対戦相手の苦手なコースなどが示されている)ヒートマップとか見るんですけど、それよりピッチクロックとかあって、いろいろ頭には入っているけど、名前も覚えなきゃいけないし、ミーティングする時間もないしみたいな感じだった。もう2時間早くレポートとかくれたら、ちょっと余裕持って見られたんだけどなって思ったんですけど」
時間的にも精神的にも余裕がなかった。そんな事情をしかし、球団が理解してくれていたのが救い。監督室で降格を伝えられたとき、マルチネス監督からは「ポジティブでいて欲しい」と声をかけられた。
「ビザの関係でスプリングトレーニングに入るのも遅れて、通訳も決まるのが遅かった。本当に慣れない環境で遅れが生じて、大変だったと思う」
そう言ってもらえただけでもありがたかったが、チームメイトの励ましも嬉しかった。クラブハウスに戻り、荷物をまとめていると、同じ先発のトレバー・ウィリアムズ、マッケンジー・ゴアらが集まって声をかけてくれた。
「結果も残せなかったし、悔しいだろうな」
「今はちょっと、ショックだろうな」
彼らからは、キャンプが始まってすぐに食事に誘われた。ウエストパームビーチにあるレストランで食事をしたが、こんなサプライズがあった。
「お前、今日は誕生日だろう?」
いや、小笠原の誕生日は10月である。
しかし、ウィリアムズらは店員に、「こいつ、今日が誕生日だから」と伝え、大きなチーズケーキに、小さな花火を立ててもらった。
歓迎会というより、誕生会としてカジュアルに迎えてくれた。
「なんか、チームメイトはいい人ばっかりです」
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