
■2025.05.14 スポーツナビ
予期していたマイナー降格
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) May 14, 2025
ナショナルズ・小笠原慎之介の現在
「アピールしてD.C.に行きたい」
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■2025.05.14 スポーツナビ
予期していたマイナー降格 ナショナルズ・小笠原慎之介の現在「アピールしてD.C.に行きたい」
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マイナーだからこそ見られた新しい景色
仕切り直してマイナーで開幕を迎えたが、異変を感じたのは、登板3試合目のことだ。投げていて、球速が上がらなかった。球場の球速掲示を見ながら、「出てないな」と首を捻った。
「寒いし、もうちょっと体が温まったら出るだろうなって思っていたら、あれ? なんか脇腹が張ってきたなって」
登板後、「脇腹が張っているんで、アイシングをお願いします」とトレーナーに伝えたところ、「怪しいから、MRI(磁気共鳴画像法)を撮ってきてくれ」と言われ、果たして検査結果は、思ったより重症だった。
「右の肋骨の11番目12番目についている腹斜筋がちょっと離れていて、本当に真っ白だったんですよ。結構いったなと思って、1週間で治るかなと思ったんですけど、MRIを見て、これ結構重症だなと」
すぐに、キャンプ施設があるフロリダ州ウエストパームビーチに行ってリハビリをすることが決まった。指定された宿泊施設は、キャンプ中に泊まっていたところと同じホテルだった。
ケガそのものもそうだが、なんとなく、こっちでどんなピッチングをすればいいのか、掴みかけていたときでもあり、それが残念だった。
「いま思えば、そうかこういうやり方をすれば・・・というのが、いっぱいありますね」
いま、早いときは、朝8時前にキャンプ施設へ行って、お昼までリハビリ、治療を行う。午後は自主的にホテルの周りを走る。時間はたっぷりある。その時間をどう活かすのか。小笠原次第で、有効にも、無駄にもなる。
マイナーでも、見つめ直した。
「結局、マイナーに落ちたときも結構時間があったので、レポートを見たり、ヒートマップを見て特徴を掴んで、こっちの主流は高めだけど、でもトンネルって一個構成すればいいもんじゃないよなっていうのも考えながらキャッチャーとピッチングコーチと話をしたんです」
すると、コーチらが楽しそうに話してくれることに気づいた。
「普通、先発とのミーティングは10分ぐらい。でも、僕が気になっていることを伝えると、20分、30分かかる」
ヒートマップ、配球、その他のデータで気になったことを聞くと、何倍にもなって返ってくる。小笠原もアイディアを出す。「こう攻めたら、こうなるでしょ?」。するとまた、提案がある。試合中もそんなやりとりをキャッチャー、投手コーチと交わしていると、いろんなことが見えるようになった。焦っていたオープン戦では、見えなかった景色だった。
「自分のピッチングスタイルも確立できそうだなってときにケガしちゃったんで、そこがちょっと痛い。ここで? みたいな感じだった」
今後は、今週からキャッチボールを開始し、2週間後ぐらいにブルペン。6月中旬にライブBPを行い、下旬にゲーム復帰を見込む。そこで結果を残せば、後は上の状況次第、ということになる。そのとき、ナショナルズの先発陣がどうなっているのか――。
「まさかケガをするとも思ってもいなくて、まあでも早く復帰して、いつまでとは言えないですけど、なるべく早く実践復帰して、しっかりアピールして、D.C.に行きたいなと思っています」
初登板には、家族を呼ぶ予定だ。
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小笠原慎之介、ケガの状態を明かす
小笠原投手が明かしました。