元中日コーチ・荒木雅博さん「大人の投球をしていました」

■2025.03.02 中日スポーツ

【荒木雅博の目】開幕投手決定の中日・高橋宏斗、昨季2敗喫したDeNA相手に”新球”駆使「ひとつ加わったと思わせただけで成功」


　「DeNAは高橋宏をイヤと思っていない。そのチームに対して、どんなイメージを植え付けられるか」と荒木さんはこの”開幕前哨戦”に注目していた。

　初回の先頭打者・桑原に対して、第1球は153キロ直球でファウルを取ると、次は126キロのカーブを投じた。ボール球にはなったが、その後も使い続ける。2回にオースティンを遊ゴロに打ち取った球がカーブだった。荒木さんは「ひとつ緩い球が加わったと思わせただけで成功でしょう」。高橋宏の新たな姿を印象づける”新球”となったはずだ。

　直球には威力があった。150キロ台のストレートで次々と凡打を重ねていった。4番の牧は二ゴロと三ゴロ、5番の筒香は直球で三飛と平凡な左飛に仕留めた。

　荒木さんは「球を捉えている割に打球が飛んでいないのは、力のあるストレートで押し込めていたから。走者を背負ってもスピードは落ちなかった」と高橋宏の力強さを認める。3回など下位の森敬に150キロ直球で中飛、9番の加藤も150キロ直球で右飛に打ち取ったが「少し甘く入っても押し込めていた。球威があった証しです」と語った。

　そして、荒木さんはこう締めくくった。「大人の投球をしていました」と。

記事全文を読む

山崎武司さん、中日・高橋宏斗への期待を語る

齊藤明雄さん、中日・高橋宏斗の昨季からの進化を語る

荒木雅博さんが評価です。

《このブログの更新通知をTwitterで受け取る》

《コメント投稿フォームまで移動する》

にほんブログ村

中日ドラゴンズランキング