中日・福永裕基と石川昂弥、松中信彦コーチの指導を受けた手応えを語る

■2025.02.26 NHKニュース

中日・松中信彦コーチ 変化を受け止め変革を ”平成唯一の三冠王”


”平成の三冠王”令和の選手とともに
およそ1か月間のキャンプを通して、まだ納得できる結果を得ていない選手や、きっかけをつかみきれない選手はもちろんいる。選手たちが取り組んでいる事に耳を傾けて、やりたいことを形にするためアイデアや練習方法を伝えていく、松中コーチの打撃改革は始まったばかりだ。

一方で、手応えを感じ始めた選手や進むべき方向性を見つけた選手も出てきている。松中コーチがチームの中軸候補と期待を寄せる2人は、実戦形式の練習で立て続けにホームランを打った。

（福永裕基選手）
「松中コーチに設定された“強く振る”というテーマを意識した結果、ストレートに振り負けることなく、いいバッティングが出来ています」

（石川昂弥選手）
「タイミングを早く取ることと、しっかりフルスイングするようにアドバイスを受けています。練習を重ねるごとに感覚がよくなっているし結果にも表れているので自信になりました」

長打力が向上する特効薬がある訳ではない。スイングだけに限らず、変化球への対応のしかたや得点圏にランナーを置いた場面のバッターボックスでの考え方など伝えたいことを数え出したらきりが無い。どうすれば、令和の時代を戦う現役の選手たちに受け入れられるのか、考え続ける日々について話すとき、松中コーチはなぜかうれしそうだ。

（松中信彦コーチ）
「もうまったく僕の時代と違う中でどういう風にアプローチしていければわかってくれるのかなと。もっと僕が今の選手の考え方に入り込んで、どうしたらうまく打てるのかなっていうところを考えてます。今のドラゴンズは、若い選手が多いので伸びしろはすごくあります。だからこそ、成功例を1つでも増やしていけば面白い打線になるし、強いチームになっていくんじゃないかなと思っています」

「自分の指導がどうしたら選手に刺さるか考えていますけど難しいですね。練習が終わったら疲れて毎日、バタンキューです」

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2人も手応えです。

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