■2024.10.30 週刊ベースボールONLINE
【#惜別球人2024】
— 週刊ベースボールONLINE (@BaseBallMOnline) October 30, 2024
田島慎二(元中日) 引退惜別インタビュー 心優しき“タジ魔神”
「やりきった思いが強いです。ごまかして投げても楽しくないから」#田島慎二 #中日ドラゴンズ #dragonshttps://t.co/53MninfetX
■2024.10.30 週刊ベースボールONLINE
田島慎二(元中日) 引退惜別インタビュー 心優しき“タジ魔神”「やりきった思いが強いです。ごまかして投げても楽しくないから」
――あらためて引退を決断した経緯などを教えてください。
田島 今年ダメだったらという気持ちは最初からありました。3年契約の3年目ですし、そういう気持ちでキャンプからスタートして、オープン戦でも結果は良かったですけど、開幕は二軍でスタートして……。
――オープン戦は5試合に登板して失点ゼロと結果を残しました。開幕二軍は納得いかなかったのではありませんか。
田島 そういう気持ちもありましたけど、数字だけじゃなく、中継ぎの顔ぶれを見ても力勝負では勝てていないという気持ちもどこかにありました。ごまかしながら何とか抑えているという状況でしたから。大きかったのは甲子園ですね(6月27日の阪神戦)。ああいう形でやられてしまって、もうごまかして抑えるのは無理だなと。これが最後の登板になるのかなと思ってマウンドを降りましたし、今思えばあそこで(引退の)気持ちは固まっていました。
――ただ、まだ1試合。やり返すチャンスがもらえなかったという悔しさはありませんでしたか。
田島 いや、それはもうまったくなかったです。それに次のチャンスをもらえて抑えていたとしても、ごまかしながらできる場所じゃないことは自分が一番よく分かっていますから。僕の中ではファームに落ちたときに(引退を)発表してもいいくらいの気持ちでした。でもそこは監督(井上一樹二軍監督)と話をして、まだ気持ちを切るな、最後までやり切ることに意味があると火をつけてもらい、何とか今年を乗り切れたという感じです。球団に呼ばれて引退を打診され、引退セレモニーの準備をしたいと言われて、そこでようやく解放されたというか、気持ちよく終われる空気になりました。
――未練、後悔は本当にないですか。
田島 全然ないです。まだやれると言ってくれる優しい方はたくさんいますけど(笑)、自分の中ではやり切ったという思いが強いです。ごまかしてやっていても自分自身、きっと楽しくないと思いますから。
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