中日・米村明シニアディレクターが「中継ぎだったらプロでもすぐに通用するのではないでしょうか」と評価する今秋ドラフト候補

■2024.17 16 スポーツナビ

“大豊作”大学生を敏腕スカウトが徹底評価「10年に1人」「未来の侍J」の声も


寺西成騎（日本体育大／投手、186cm、85kg、右右）

米村スカウト評
　星稜高校時代から故障に苦しみ、大学でケガもありましたが、そこから這い上がってきた投手です。186センチの長身からしなやかなフォームで150キロ超の真っすぐを投げるのですが、角度があります。靴1足分ぐらいインステップするので、バッターにとっては怖いでしょうし打ちにくい。そんなところから、面白い投手だなと思って見ています。中継ぎだったらプロでもすぐに通用するのではないでしょうか。

橿渕スカウト評
　186センチの長身から、質のいい、ホップ成分が強く、回転数が高い真っすぐを投げます。ポテンシャルの高さはもちろん、指のかかりがいいんでしょうね。星稜高校で奥川恭伸（ヤクルト）の1つ下にいたときからずっと見てきましたが、高校時代はアバウト気味だった制球力が、きっちりライン出しできるようになりましたし、決め球が真ん中に甘く入ることが減り、ここ一番で変化球を低めに投げる精度が高くなりました。大学日本代表でも主戦に近い活躍もしていましたね。年間を通して投げる体力にはまだ不安もあるので、最初は、うちが奥川に行った投球プラン、投げたら登録抹消を繰り返し、大事に使ってあげたら、次第に体力もついてスケールの大きな先発投手になっていくと思います。

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『SLUGGER』が考える、中日ドラゴンズ“理想のドラフト指名”

米村シニアディレクターがコメントです。

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