■2024.08.13 RadiChubu-ラジチューブ-
高校野球7イニング制導入検討問題、ドラゴンズOBの意見は?
当たり前を変える
荒木さんも、吉見さんや高校野球の現場の監督と同様、7イニング制よりも先にできることを考えていました。
「当たり前になっている高校野球の伝統を見直せばいいのではないか?」というのが荒木さんの意見。
例えばスリーアウト後、守っていた選手が帰ってきて、監督を中心にベンチの前で円陣を組みます。球児たちは、監督の指示を聞くために帽子を取ります。
テレビ中継では当たり前の光景ですが、荒木さんは「これを今すぐ止めるべき」と提案。
例え数分であっても、なぜ帽子を取って直射日光を浴びながら監督の指示を聞かなければならないのか?
さらに「球児たちは帽子は取らないでいいし、ベンチで身体を休めた状態で、監督が外に出て指示を出せばいい」と続けたそうです。
無駄なことはするな
荒木さんは中京大中京高校の臨時コーチになった時、「練習中、俺の指示を聞く時は帽子取るなよ」と言ってるそうです。
しかし、高校球児は条件反射的に帽子を取ってしまうとか。
荒木さんは「帽子を手に取ると教える時邪魔だし、日差しは強いし、目上の人を敬う気持ちさえあれば帽子は取らなくていい」とのこと。
実は荒木さんが現役時代、落合博満監督が監督就任時に最初に言ったのがこれだそうです。
「おい、俺の話聞く時、帽子取らなくていいからな」
無駄なことは止めるのが、落合監督の教えでした。
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荒木雅博さんが明かしました。