■2024.06.19 中日スポーツ
外国人の大砲はなぜ激減した? ウッズ、ブランコ、カブレラ、ローズのような屈強な猛者はもう見られないのか#ウッズ #ブランコ #カブレラ #ローズ https://t.co/HJEos7XR2x
— 中日スポーツ (@chuspo) June 19, 2024
■2024.06.19 中日スポーツ
外国人の大砲はなぜ激減した? ウッズ、ブランコ、カブレラ、ローズのような屈強な猛者はもう見られないのか
スケールの大きな大砲がいない…。思い当たる理由を各球団に尋ねたところ、似たような見解が返ってきた。「(メジャー傘下の)3Aあたりのレベルが下がって、強打者の数自体が減っている」「バース、ペタジーニみたいに、3Aからやってきていきなりやれる選手はごくわずかだし、いてももう日本には来ない」。可能性のありそうな選手は日本球界を席巻することなく、メジャーなどで重用されているという。
ある球団の幹部は「大砲の触れ込みでやってきても、働けないケースが多い。米国のフライボール革命が影響しているのでは?」と嘆く。「長打を狙って打球に角度を付ける打ち方は、下から打ち上げるようなバット軌道。日本の投手が専らとするフォーシームになかなか対応できず、活躍を阻んでいるのでは」。ならばNPBにも対応できる、引き出し豊富な選手にアプローチすればとも思うが、彼らは総じて高額。華やかなプロ野球界であっても、青天井の予算などありえない。
「昨今の円安の影響がとても大きい。今までと同じ資金では、見合ったレベルの選手を獲得するのが難しくなっている」(複数の球団関係者)。2010年代の当初、1ドルは100円を切っていた。10年前でも105円前後だったが、現在は156円前後。例えば獲得資金が100万ドルなら10年前は1億円ちょっとの円換算。今は1億5000万円でも足りない。
それでも思い切って獲得! 打ちまくってくれればいいが『大型扇風機』で終わったら、費用対効果などあったものではない。「正直、外国人よりも日本の打者の方が打っている印象がある。日本の打者のレベルが全体的に上がっている」とはヤクルトの小川ゼネラルマネジャー(GM)。それ以上の選手でなければ獲得する意味はない。「もちろんバレンティンのように60発打ってくれれば別だけど」。経営の視点に立てば宝くじの1等をイメージするより、リスクマネジメントが重要だ。
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強打の新外国人選手の獲得について難しくなってきているようです。