中日・米村明シニアディレクター、今秋ドラフト1位候補の國學院大学・武内夏暉への“評価”

■2023.10.18 スポーツナビ

豊作“大学生投手”のドラ1・2候補は12人！　敏腕スカウトが明かす前田悠伍ら高校生投手の評価は？


　1週間後に迫っている2023年ドラフト会議。今年はなんと言っても“大学生投手”が大豊作という評判。高校生に目を向けると投打で金の卵がそろい、そして即戦力として上位指名が予想される社会人スラッガーにも注目が集まる。上位候補として挙がっている逸材を敏腕スカウトはどのように評価しているのか。広島東洋カープのスカウト統括部長・苑田聡彦氏と中日ドラゴンズのシニアディレクター・米村明氏が明かしてくれた。

　第1回は「投手編」。競合必至の大学生投手陣をはじめ、伸びしろある高校生投手ら上位候補の投手を苑田、米村両スカウトが見定める。

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武内夏暉（国学院大／185cm、90kg、左左）

苑田スカウト評
　安定感抜群の左腕ですね。球が150キロ超と速く、力もあり、コントロールもしっかりしていてまとまったタイプ。右打者に投げるカットボールのような球が、大きくは曲がらないですが、ちょっと曲がるので打ちにくいし、ドン詰まる。上位で指名されるでしょう。

米村スカウト評
　185センチの大型左腕、安定感が抜群ですね。真っすぐも変化球もピシピシ決めてきて、いつ投げても85点以上を取る優等生。そこまで球速は出ないかと思っていた中、U18侍JAPANの壮行試合で、リリーフで出てきたときに150キロを出したんです。「こういうところを隠していたな」って（笑）。ピッチングから几帳面で真面目さが感じられ、体調やケガを心配することもなく、コーチからは手がかからないと喜ばれると思います。

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安定感を高く評価です。

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