■2023.09.26 スポーツナビ 野球編集部(@sn_baseball_jp)さん / Twitter
中日&日本ハムの戦力の「穴」は?
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) September 26, 2023
2023年のドラフト指名ポイントをデータで可視化
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2023.09.26 スポーツナビ
中日&日本ハムの戦力の「穴」は? 2023年のドラフト指名ポイントをデータで可視化 データスタジアム株式会社
選手評価は、野手の打撃をwRAA(Weighted Runs Above Average)、守備にはUZR(Ultimate Zone Rating)。投手はRSAA(Runs Saved Above Average)を用いている。いずれもリーグ内の平均的な選手と比較して、打撃・守備・投球でどれだけ得失点に貢献しているかを示した指標であり、本稿ではそれぞれ同一ポジションの平均的な選手と比較している。なお、RSAAの計算式で使用される失点率は実際のものではなく、守備の影響を排除したtRA(True Run Average)を使用している。
また後述の選手名とポジションがマッピングされている画像の円は、橙色が得失点貢献でプラス、青色は逆にマイナスであり、円のサイズは数値の絶対値の大きさを示している。橙色の円が大きいほど貢献度が高いことを表す。
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「打低」解消が最大のテーマ
22年オフに内野の主戦力だった阿部寿樹と京田陽太をトレードで放出し、大胆な選手の入れ替えを実施して臨んだ23年シーズン。現状として戦力分布に大きな改善は見られないが、若い選手が多く起用されている点は考慮したいところ。野手における一番の好材料は、現役ドラフトで加入した細川成也だろう。シーズン途中にトレードで獲得した宇佐見真吾も打撃で能力の高さを示しており、新加入の2人が打線を支える存在となっている。また、サード、ショート、センターはそれぞれ石川昂弥、龍空、岡林といった20代前半の選手がメインで出場していたポジション。相対的な貢献度こそまだ低いがマイナスの度合いは小さく、今後の成長に期待したい。一方、ビシエドの不振が響いたファーストと主にベテランの大島洋平が守ったレフトについては、将来に向けた動きを考えたい。2つとも打力を要求したいポジションということもあり、ここの世代交代を上手く進めることは、課題の「打低」解消にもつながるはずだ。
投手に目を向けると、先発陣ではエース格である大野雄の故障離脱が痛手だったものの、髙橋宏の本格化とトレード加入の涌井秀章の存在によってローテーションの質は維持。特に高い奪三振能力を誇る髙橋宏の貢献度はリーグ屈指で、間違いなくこれからも中日投手陣をけん引してくれるだろう。救援陣もロドリゲスの来日拒否という誤算はありながらも、守護神・マルティネスが健在。勝野昌慶のリリーフ転向が成功を収め、育成出身ルーキー・松山晋也や日本ハムから加入した齋藤綱記ら新戦力の活躍も光るなど、変わらずチームの大きな強みとなっている。
チーム最大の課題は慢性的な打力不足である。現有戦力には若い選手が多く、その伸びしろに期待はできるが、それを待つだけでは真の改善には至らないだろう。仮に彼らと競わせる形になったとしても、ドラフトではポジションを問わず打線の中核を担える選手を狙っていきたい。また、投手陣は一軍の戦力こそ揃っているものの、二軍の状況を踏まえると層の厚さには不安が残る。チームの強みを損なわないためにも、大卒投手の指名候補が豊富といわれる今年のドラフトで、投手陣の拡充を図りたいところだ。
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