中日・細川成也、中日球団日本人最多タイ記録の今季128個目の三振　“並ばれた人”が細川をたたえる「大したもんじゃないですか」

■2023.08.23 中日スポーツ

中日で日本人最多タイ…今季三振128個目の細川に問われる“内容” 並ばれた福留さん「小さくまとまるな」


　細川は今季128個目の三振。リーグ最多のヤクルト・村上を1差で追っていると同時に、球団の日本人最多タイ記録だった。僕が伝えると、並ばれた人は「大したもんじゃないですか」と細川をたたえ、自分の数字をこう振り返った。

　「そんなにしたっけ？って感じです。1年目の方がしているイメージ（121）だから。僕にとっては野球人生のピークだったころ。だから三振の数は全然、気にしていませんでした」

　福留孝介さんがつくったのは2005年。三振もしたが、それ以上に打ちまくった。打率3割2分8厘、28本塁打、103打点、102得点。翌06年のリーグMVPとともに、間違いなくキャリアの全盛期だった。三振は投手への威圧感と裏表。だからこそ、福留さんは細川に「多すぎる」とも「減らせ」とも、そして「やっていい」とも言わなかった。

　「自分でしっかりと決めるべき球を振って、割り切れているのならかまわないんです。そうじゃなく、何でもかんでも振っているのならダメ。結果が同じでも問われるのはその内容です。相手が嫌がっているのか、それともここに投げておけば大丈夫と思われているのか」

　ちなみに日本人最多だが、球団8位タイ。トニ・ブランコ（10年）の158以下、タイロン・ウッズ、マット・クラークの3人で1～7位を占めている。だが、彼らはウッズの47本を筆頭に、最も少ないクラークでも25本塁打。仕留める数を増やせれば、三振しても投手は震え上がる。せっかく手に入れた和製大砲。福留さんも最後に言った。「小さくまとまるな！」。未来の細川に問われているのは三振の数ではなく、自分と周囲が納得する内容である。

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DeNA・今永昇太投手「おそらく（両球団の選手とも）細川が今打っていることに対して…」

福留孝介さんに並ぶ記録となりました。

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