■2020.06.05 中日スポーツ
投球の“シュート成分”が平均以上…中日・吉見の新境地『フロントドア』とは 自分を知り自分を変える
◇4日 練習試合 ヤクルト 2ー2 中日(神宮)
カウント2―2からの5球目。体に向かってくる136キロを、坂口は本能で避けた。そこから曲がる。敷田球審は独特の卍(まんじ)ポーズで見逃し三振をコールした。
「(左打者に)インコースは入ってくる球だけじゃないっていうことを植え付けたくて練習してきました」
吉見が投げた会心のシュート。内角へのボールゾーンからストライクに切れ込む球を、フロントドアという。これが吉見の新境地。はるか昔のような気がするが、彼は沖縄キャンプ中に大胆な決断をした。投手板の踏む位置を、三塁側から一塁側に変えたのだ。
「どこへ投げるか」だけでなく「どこから投げるか」。当時は開幕まで1カ月。時間がないのに変革に動いた根拠は、精密分析機器の目だった。「ラプソード」により、吉見の球のシュート成分が平均値より高いことが判明。自分の特徴を生かすために、自分を変えた。昨季、左打者の被打率4割4厘(右打者は2割4分3厘)という数字も背中を押した。
「違和感なくできています。もう後がないというか、変化を恐れず、うまく対応できているのかなと思います」
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■2020.06.05 ドデスカ!
『吉見 上々な仕上がり』
─今シーズンから取り組んでいる軸足をプレートの一塁側に置く新たな投球フォームで、まずは三者凡退に抑えます。圧巻は6回、左バッターの坂口に投じたこの1球。
─変化球で内角のボールゾーンからストライクを狙う通称「フロントドア」が決まり見事三振を奪います。変化を恐れず新たな取り組みに挑み続ける吉見。3回1失点と上々な仕上がりでプロ15年目のシーズンにはずみを付けました。
吉見:
軸足でプレートの1塁側を踏むことによって新たな発見もあって、
今日それが上手く使えたので、
相手との駆け引きの中で惑わすと言うか、
こっちが支配できたらいいかなと思って、
いろいろ試しながらやってます。
『吉見 上々な仕上がり』
─今シーズンから取り組んでいる軸足をプレートの一塁側に置く新たな投球フォームで、まずは三者凡退に抑えます。圧巻は6回、左バッターの坂口に投じたこの1球。
打者が避けてしまうほどの変化!? 中日・吉見一起投手の“フロントドア”がエグすぎる…
─変化球で内角のボールゾーンからストライクを狙う通称「フロントドア」が決まり見事三振を奪います。変化を恐れず新たな取り組みに挑み続ける吉見。3回1失点と上々な仕上がりでプロ15年目のシーズンにはずみを付けました。
吉見:
軸足でプレートの1塁側を踏むことによって新たな発見もあって、
今日それが上手く使えたので、
相手との駆け引きの中で惑わすと言うか、
こっちが支配できたらいいかなと思って、
いろいろ試しながらやってます。
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